人文系テーマ展 縄文時代のまつりと道具開催期間:1月9日(土)〜4月4日(日) |
縄文時代は、今から約12,000年以上前から紀元前500年前頃までの約1万年の長きにわたって、日本列島の各地で展開された石器時代文化の総称です。当時の人々は豊かな自然に適応し、狩猟・漁撈・植物採集を主な生業としていました。彼らは6,000年前頃になると定住化を志向するようになり、各地に集落の形成がみられるようになります。その結果、生業に関する道具とは別に、精神生活に関わると考えられる様々な「まつりの道具」が発達しました。
代表的なものに土偶や石棒などがありますが、文字の無い時代のことだけに具体的にはどのような時に使用されたものかについては、多くの謎に包まれています。しかし、これらの「まつりの道具」のほとんどが、次の弥生時代になると消滅してしまうことから、それらが縄文時代の生業と深い関係にあったことが分かります。
今回の展示では、栃木県愛の遺跡から出土した資料を中心に、縄文時代の「まつりの道具」について紹介し、東アジアのなかで独自に発達した縄文文化の特色について御理解いただければと考えています。
なお、今回の展示は平成23年度に岩手県立博物館と共催で予定している「日本の土偶(仮称)」展に向けての、県内における関連資料の採集も目的としています。
展示の構成及び主な展示資料
(1)まつりの場
宇都宮市御城田遺跡、壬生町八剣遺跡、益子町御霊前遺跡出土品
(2)まつりの器
蛇体装飾付土器(芳賀町弁天地遺跡)、人面把手付土器(那珂川町浄法寺遺跡)、
彩色鉢形土器(那須烏山市新道平遺跡)ほか
(3)動物形の造形
犬形土製品・動物形土製品(藤岡町藤岡神社遺跡)、鳥形把手(那須塩原市槻沢遺跡ほか)、
中空土製品(宇都宮市)ほか
(4)人形の造形
土偶(藤岡神社遺跡・藤岡町後藤遺跡・小山市寺野東遺跡)ほか
(5)土版と岩版
土版(藤岡神社遺跡・壬生町八剣遺跡)など
(6)石棒・石剣・石冠
石棒・石剣(小山市寺野東遺跡・藤岡神社遺跡)ほか、石冠(日光市川戸釜八幡遺跡・宇都宮市石川坪遺跡)ほか
関連行事
展示解説
日時:1月11日(月) 午後1時30分〜午後3時30分 部長補佐兼人文課長 上野修一
場所:栃木県立博物館展示室2
シンポジウム「土偶研究の現状と課題−関東・東北の事例を中心に−」※土偶研究会と共催
日時:3月14日(日) 午前9時30分〜午後4時30分
場所:栃木県立博物館講堂
問い合わせ:栃木県立博物館人文課(電話:028-634-1313)まで
| 普及資料課 | 028-634-1312 (直通) |